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【簡単解説】土地と建物以外の諸費用ってどんなものがあるの?

【簡単解説】土地と建物以外の諸費用ってどんなものがあるの?

土地購入してマイホームを検討している人で 
「土地と建物以外にどんな費用がかかるの?」
「トータルでいくら必要なの?」
「予算を決めるのに目安が知りたい」
様々な疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
専門用語も多い不動産に関する疑問や不安を分かりやすく
かみくだいてお答えします。

本記事のテーマ

■土地と建物以外の諸費用ってどんなものがあるの??
■資金計画を作ってみよう

本記事を書いているのは不動産や建築に10年以上携わっているプロが
経験や体験をもとに分かりやすくかみくだいて解説しています。  

今回の記事は土地を購入して注文住宅での建築を検討している人で
土地と建物以外にかかる費用やトータル予算を知りたい方に向いています。

この記事を読むことで
全体にかかる費用が把握し、予算の設定、資金計画を立てることができるので
資金ショートがショートしてしまうようなトラブルやお金に関する心配を解消できます。

土地建物以外に
どんな費用がかかるの??

①土地購入にかかわる費用

✔土地代金

土地の売買価格で、売主さんへ支払うお金です。
ちなみに土地の価格に消費税は掛かりません。

支払のタイミングと費用の割合は以下のケースが多いです。

【参考】
契約時(手付金・売買価格の10%前後)
決済時(残金・残りの金額)

【簡単解説】手付金っていくら払うべき?手付解除ってなに?
https://synergy-agent.jp/blogs/deposit/

✔仲介手数料

不動産売買の取引を安全に進めるための費用です。

決済時に不動産業者へ支払う金額で
業法で上限が決まっており売買価格×3%+6万円+税で計算されますが、
売買価格が400万円以下の場合などは計算方法が変わります。

【簡単解説】不動産売買で仲介を入れるべきか?=入れるべき!
https://synergy-agent.jp/blogs/agency/

✔移転登記、抵当権設定登記費用

例えると車検証みたいなものです。
土地の所有者や住宅ローンを借りた際の土地や建物の担保を
公に証明できるようにするための費用です。
土地の評価額、融資額によって費用は異なります。

決済時に司法書士に支払う金額で
内訳は登録免許税、司法書士報酬、その他実費となります。

✔固定資産税清算(日割り)

基本は1/1の時点の所有者つまり売主さんが、一括で税金を納めていますので、
お引渡日~年末12/31分を日割りで清算し決済時に売主さんへお支払いします。

【簡単解説】これだけは押さえたい!不動産を購入したときにかかる税金
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②建物の建築にかかわる費用

✔建物請負額

ハウスメーカーへ支払う金額で本体工事と付帯工事で構成されています。
支払のタイミングと割合は各ハウスメーカーさんで異なりますが、
以下は目安として見てください。

契約時(契約金・請負金額の10%)
着工時(着工金・請負金額の30%)
上棟時(中間金・請負金額の30%)
残金(最終金・残りの金額と追加工事分)
の合計4回の支払いのタイミングが多いです。

【参考】
本体価格
建物の価格。キッチンのグレードアップなどのオプションも含みます。
付帯工事費
建築地の調査費用、建築確認申請、屋外給排水工事、地盤保証、現場管理費、地域割増費用などで
どんな敷地条件でも建物を建築する際に必ずかかってくる建物以外の費用です。

✔その他の工事費用

建物を建築できる状態にする工事費用。
付帯工事でカバーができない、敷地の条件に左右される金額です。

例えば古家が建っていれば解体しなければ建てられません。
その他に地盤が軟弱な場合は地盤の改良をする必要があります。

支払のタイミングや支払先はケースバイケースなので営業担当者へ確認しましょう。

【参考】
解体工事費用、上下水の引込工事、地盤改良工事、敷地の分筆・分割など

✔その他申請や届出の費用

通常の建築確認申請以外に申請や届出が必要な場合の費用。
建築地の条件に左右される金額です。

例えば農地に建築する場合、新しい街づくりを進めているエリアで建築する場合などは
建築の際に許可や届出が必要になります。

支払のタイミングや支払先はケースバイケースなので営業担当者へ確認しましょう。

【参考】
農地転用、地区計画、76条申請、開発許可申請など

✔表示・滅失登記費用

新築を建築したり、建物を解体したら1か月以内に手続きしなければなりません。

家屋調査士へ建物完成時、建物解体時に支払います。

✔建物保存登記、抵当権設定登記費用

例えると車検証みたいなものです。
建物の所有者や住宅ローンを借りた際の土地や建物の担保を
公に証明できるようにするための手続きです。
建物の評価、融資額によって費用は異なります。

住宅ローン実行時に司法書士に支払う金額で
内訳は登録免許税、司法書士報酬、その他実費となります。

③融資にかかわる費用

✔住宅ローン融資手数料、融資保証料

それぞれ金融機関によって金額は異なりますので確認しましょう。

【ご参考】
住信SBIネット銀行 https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/home-loan/
住宅金融支援機構 https://www.jhf.go.jp/

✔つなぎ融資費用

住宅ローンは建物が完成したら実行されるのが基本になるため、
それ以前に発生する土地代金、建物の着工金、中間金の支払いの際に使う融資です。

それぞれ金融機関によって金額は異なりますので確認しましょう。

④その他、押さえておきたい費用

✔火災保険料、地震保険料

住宅ローンを利用する場合は火災保険は必須です。
商品によって保証内容や支払方法、金額が異なります。

ちなみに地震保険は任意です。

タイミングは住宅ローンの実行前までに契約をして保険屋さんへ支払います。

✔外構工事費用

お庭や駐車場などの敷地をきれいに作るための費用です。
敷地の状況や選ぶ商品によって金額が異なります。

支払のタイミングや支払先はケースバイケースなので営業担当者へ確認しましょう。

✔引越、家具や家電製品など

各業者、時期によって費用が異なりますのでリサーチが必要です。
近年ではハウスメーカーさんで引越・家電・家具など提携していて
割引が適用になりますので相談してみましょう。

資金計画を作ってみよう

資金計画書を作って全体の費用を把握してみましょう。

ご参考として以下に資金計画の例を挙げさせて頂きました。
更地の土地を購入して注文住宅で建築する一般的なケースで
土地と建物以外に余計なお金をかけたくない方は以下のような
設定で土地を探してみてください。

また、以下に表示されている金額はあくまで目安です。
建築会社、土地の相場、敷地の条件によって金額が変動しますので
状況に応じて金額を変えてご活用ください。

【参考】

項目金額
土地代金1500万円
仲介手数料  60万円
土地移転登記・設定登記  30万円
固定資産税清算(日割り)  10万円
建物請負金額2500万円
上下水取出工事費 100万円
地盤改良工事費 100万円
建物表示登記  10万円
建物保存・設定登記  30万円
※建物解体費用(坪4万円前後)
※滅失登記(5万円前後)
※農地転用(10万円前後)
※地区計画(5万円前後)
※76条申請(10万円前後)
住宅ローン事務手数料   5万円
住宅ローン保証料 100万円
つなぎ融資費用  30万円
火災・地震保険料  30万円
外構工事費 150万円
引越・家具・家電など 100万円
合計4755万円

以上になります。
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