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【簡単解説】土地を見るときに最低限押さえておきたいチェック項目7選

【簡単解説】土地を見るときに最低限押さえておきたいチェック項目7選

土地を探して注文住宅で建築を検討している人で
「土地を見に行って何を見ればいいの?」
「土地を決めるのに注意すべき点は?」
「土地を決めるタイミングは??」などなど
様々な疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
専門用語も多い不動産に関する疑問や不安を分かりやすくかみくだいてお答えします。

本記事のテーマ

■土地を見るときに最低限押さえておきたいチェック項目7選
■問題なければ買付申込をしよう
■土地を決めるタイミングはいつ?

本記事を書いているのは不動産や建築に10年以上携わっているプロが
経験や体験をもとに分かりやすくかみくだいて解説しています。  

今回の記事は土地を購入して注文住宅での建築を検討している人で
土地を見に行った時の気を付けるべき点について知りたい方に向いています。

この記事を読むことで
土地を決める際の判断材料となり後々のトラブル回避につながります。

土地を見るときに
最低限押さえておきたいチェック項目7選

①希望の建物が建てられる土地か

✔「建ぺい率」と「容積率」を確認しましょう。

ここでの注意点は建物の規模です。
例えば3階建ての家を建てたいと思っていても場所によっては建てられないことがあります。
また、2階建てでも大きな家を建てたいとなった場合も注意が必要です。

・「建ぺい率」
例えば50%と記載がある場合、建物の1階部分の面積は
敷地面積の50%までしか建築することができません。
・「容積率」
例えば80%と記載がある場合、建物の延べ床面積は
敷地面積の80%までしか建築することができません。

②前面道路について

✔接道(道路と敷地の接している長さ)を確認しましょう。

道路に敷地が2m以上接していないと建物は建築できません。
特にギリギリの場合は実際に測ることをおすすめします。

✔建築基準法上の道路か確認しましょう。

敷地に接している道路の幅員は4m無いと基本的には建物の建築できません。
基本的には・・・なので例外もあります。

例えばセットバックと言って幅員が4mない道路でも
敷地の一部を道路として採納することによって
建築が可能になるケースがあります。

逆に4mあっても建築できないケースもまれにあります。
いずれの場合も担当者へ要確認が必要です。

さいたま市の場合は、以下で確認できます
https://www.sonicweb-asp.jp/saitama_g/ さいたま市地図情報

③ライフラインについて

✔上下水道を確認しましょう

目視で分かる場合と分からない場合があります。
分からない場合は担当者へ確認しましょう。

また、敷地内に上下水道が入っていても管が古い場合、
交換が必要になる場合があります。

なお、排水が浄化槽エリアになる場合は排水の放流先が必要ですので
側溝や用水路などの位置も確認しましょう。

✔ガス管の有無を確認しましょう

都市ガスエリアの場合はガス管が埋設されています。
こちらも目視で分かる場合と分からない場合がありますので担当者へ確認しましょう。

プロパンガスエリア、オール電化ご検討の方は気にする必要はありません。

✔電柱や電線の確認をしましょう

まれに古い住宅で隣地へ越境して電線を引き込んでいる場合があります。
他に旗状の敷地の場合、敷地内に引込柱を立てなければいけないことがあります。
上記に当てはまるような敷地の場合は確認してみましょう。

④隣地との境界について

✔境界杭を確認しましょう

境界部分があいまいな場合、後々のトラブルの原因になります。
杭が見当たらない場合は必ず明示してもらうようにしましょう。

新しく開拓された複数区画の分譲地などは杭の有無は気にする必要ありませんが
境界ブロックやフェンスを隣人と折半で設置するのかなどシビアな問題も発生しますので
どちらの負担になるのか確認しておきましょう。

⑤土地の高低差について

✔道路より敷地がどのくらい高いか低いか確認しましょう。

ケースバイケースですが、
建物の基礎を高く設計しなければいけない場合や
土がこぼれないように擁壁を設置しなければいけない場合、
または盛土をして地盤面を上げなければいけない場合など
高低差によって思わぬ費用が発生することがあります。

道路と敷地に高低差がある場合は担当者へ確認しましょう。

【簡単解説】高低差(崖)のある土地購入のメリット・デメリット
https://synergy-agent.jp/blogs/cliff/

⑥ハザードについて

✔自治体で公開していますので確認しましょう

最近では関心が高まっている事項です。
希望のエリアの自治体のホームページで見られるように
なっていると思うのでチェックしてみましょう。

ただ、あまり神経質になりすぎると住める場所が無くなりますので注意が必要です。

例えば大きい河川が流れているようなエリアは洪水による氾濫の際、
ほとんどのエリアが浸水する想定になっています。
なので、特に見るべきポイントは内水の履歴を調べるのがリアルだと思います。

内水
ゲリラ豪雨などで雨水の処理が追い付かず水が溜まってしまうことです。
自治体では水が溜まったと報告を受けた内容の履歴を残していますので
気になる方は確認しておきましょう。

⑦環境について

✔周辺環境も調べてみましょう

周辺を歩いてみると良いと思います。
夜道の雰囲気や近所に怖い人が住んでいないかなど
歩いてみると得られる情報も多くなります。

また、バスを利用する予定の人は最寄りのバス停の
時刻表のチェックも忘れずにしましょう。
気が付いたら1日1本しか走っていないこともあります。

(参考)
【簡単解説】これだけは押さえたい!不動産購入の重要事項説明のポイント
https://synergy-agent.jp/blogs/important-subjects/

【簡単解説】要チェック!マイホーム建築の際に押さえておきたい制限・法令
https://synergy-agent.jp/blogs/architecture/

問題なければ買付申込をしよう

前の7項目を確認して購入したいと思ったら買付申込をしましょう。

この時点では契約にはなりません。
契約条件を書類に記入し交渉の末、お互いに条件が整ったら契約になります。
逆に言えば整わなければ買わない(キャンセル)という選択肢もあります。

✔希望金額

購入したい金額を書きます。つまり、値引きの依頼をすることも可能です。
ただし、別の方が満額で購入希望を出した場合、交渉決裂のリスクもあります。

✔手付金の金額

売主が個人の場合は特に金額の上限はありません。
一般的には売買価格の10%前後と言われています

✔その他の条件

融資が通らなかったら白紙解約ができるようにしてほしい
境界の明示をしてほしい
古家を解体して引き渡してほしいなどなど
条件を記入します。

土地を決めるタイミングはいつ?

決めるタイミングは人それぞれだと思いますが、
経験上その場で判断できる方が望ましいのは事実です。
なぜなら、良い物件はすぐ売れてしまうからです。

つまり、土地探しは早い者勝ちと言えます。

「高い買い物なのに即決なんてできないよ」という方もいますが、
その通りで高い買い物で即決してはいけません!

ただ、現在はあらかじめ物件の場所が分かればインターネットである程度の情報を
得ることができてしまいます。事前に下調べして情報を集めて実際に物件を見に行って
良かったら決めるという流れで準備をすることがおすすめです。

実際にスムーズに進む方の多くはこのやり方でその場でご決断されている方がほとんどです。
なので、土地を見に行く前にある程度情報を確認してチャンスを逃さないようにしましょう!

以上になります。
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