現在、住宅ローンを組んでいる人
これから住宅ローンを組む人
「金利が高いけど借換えってメリットあるの?」
「繰上げ返済するとどうなるの?」
「借換えや繰上げ返済を意識してこれからローンを組みたい」などなど
様々な疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
専門用語も多い不動産に関する疑問や不安を分かりやすくかみくだいてお答えます。
この記事のテーマ
住宅ローン見直し!借換えと繰上げ返済
■住宅ローンの借換え
■住宅ローンの繰上げ返済
本記事を書いているのは不動産や建築に10年以上携わっているプロが
経験や体験をもとに分かりやすくかみくだいて解説しています。
今回の記事は住宅ローンの借換えや繰上げ返済について基本的な考え方を
知りたい方で検討中、今後検討したい方に向いています。
■住宅ローンの借換え
借換えをするのにポイントは3つあります。
1つ目は当たり前の話ですが現在のローンの金利より低い金利でないと意味がありません。
現在、住宅ローンの金利は1%を切っているのがほとんどです。
なので3,4%などで住宅ローンを組んでいる方は検討する価値は
あると思います。また、10年以上の残存期間と1000万円以上の残高があった方が
メリットは大きくなります。
2つ目が見落としがちなところで諸費用も含めて考慮する必要があります。
借換えの場合は新規に住宅ローンを組む場合と同じで事務手数料や保証料などの費用がかかります。
金融機関によって費用も異なるので比較検討しながら諸費用を上回る金利差が
あるかどうかがポイントです。
3つ目は保障が手厚いかも検討に入れると良いと思います。借換えの場合も
団体信用生命保険に加入する必要がありますが、金利上乗せなしで疾病特約がある商品もあります。
ただし、近年大きな手術をしたり病気に罹ってしまった場合、団体信用生命保険に
加入できずにそもそも借換え自体もできない場合があるので注意しましょう。
余談ですが、借換えを検討する時期に住まいの修繕やリフォームも
実施しなければならない頃かもしれません。
借換えの際にリフォームも含めて借り換えることも
可能な場合がありますので相談してみましょう。
ネット専用住宅ローン | 住宅ローン | NEOBANK 住信SBIネット銀行 (netbk.co.jp)
住宅ローン(お借換え)|りそな銀行・埼玉りそな銀行 (resonabank.co.jp)
■住宅ローンの繰上げ返済
①繰上げ返済の種類
繰上げ返済には全部繰上げと一部繰上げの2種類あります。
さらに一部繰上げ返済には2種類の方法があります。
✔返済期間短縮型
毎月の返済額を変えずに、繰上げた元金にあたる期間分、
返済期間を短縮することができます。
返済期間の早い時期に利息の割合が高いのでそのような時期に
繰上げ返済を行うとメリットは大きくなります。
返済期間が短くなるだけで月々負担は変わらないので注意しましょう。
✔返済額軽減型
返済期間を変えずに毎月の返済額を軽減することができます。
返済期間短縮型と比較して利息軽減効果は小さくなります。
とにかく月々の負担を軽くしたいという方向きです。
②繰上げ返済の注意点
✔手数料がかかる場合がある
金融機関によっては手数料がかかることがありますので確認しましょう。
最近ではインターネットでの繰上げ返済であれば手数料がかからないケースもあります。
✔住宅ローン控除が受けられなくなるかも
住宅ローン控除を受けている方は注意です。勢いあまって大半を
一部繰上げ返済することで返済期間が10年を切ってしまうなどで控除が
受けられない場合もありますので注意しましょう。
以上になります。
ご質問やご相談などお気軽にお問い合わせください。